検査・治療について

骨粗鬆症治療のお薬について

骨粗鬆症の治療は主にお薬によって行われます。現在、骨粗鬆症の治療に使われるお薬として骨がけずられるのを抑えるお薬(骨吸収抑制作用)と、骨を作るように促すお薬(骨形成促進作用)との2種類があります。骨吸収を抑制するお薬としてはカルシトニン、ビスホスホネート剤、選択的エストロゲン受容体修飾薬(SERM)、抗RANKL抗体などがあります。テリパラチド、抗スクレロスチン抗体は骨形成を促進するお薬です。そのほかに骨の代謝を助けたり骨の栄養源となるお薬として活性型ビタミンD3、ビタミンK、カルシウムなどがあります。お薬には飲み薬や注射薬という違いのほか投与のタイミングや回数の違いもあります。患者さんの状況や骨の状態・症状等により、最適な治療を医師が選択して処方します。

骨粗鬆症の治療は、効果があらわれるまで長くかかる場合が多いです。骨折をしないためにも、根気よく治療を継続する必要があります。また、途中で治療を止めてしまうと骨折を起こす可能性もあります。お薬だけでなく食生活や適度な運動と日光浴も大切です。

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